美濃戸の香り

美濃戸の自然、特に四季折々の空気が美味しい。その空気をいつもキャッチしようとしているがなかなか捕まらない。でも、いつも阿弥陀岳の容姿がそこにある。そんな美濃戸がいい。

傘をさす、レンゲショウマ開花 2020.7.29

今日もどんより曇り空。多分、7月に入って1日だけ、晴れの日で後は、毎日、雨が降っているのではないかな。しかし、今日は、梅雨明けの前触れかもしれないが、お昼に日差しが射した。屋外の明るさ、そして木々に当たる日差しの快さ、久しぶりに感じた。
八ヶ岳総合博物館の自然観察路も木漏れ日を浴びて元気になってきたようだ。先週までレンゲショウマの蕾も丸く大きく膨らみ、もうすぐ開花かなと思っていた。今日、見事に一輪、咲いていた。下を向き、外側の花びらは、傘のように大きく広げて咲いた。レンゲショウマは日本固有種、日本的で気品が高く、なんとも味わいがある。この梅雨の長雨から身を守り、直向きに咲く姿、なんとも強さと美しさを感じる。


桔梗紋・・明智光秀の紋
レンゲショウマの蕾は、下を向いているが、キキョウの蕾は、しっかりと上を向いて膨らませる。博物館自然観察路のレンゲショウマの咲く、奥側に日本的な花、キキョウが咲いている。園芸種ではないので上に高く茎を延ばし、見事に青紫の花を付けている。日本では、古くから親しまれている花で大河ドラマ「麒麟」の明智光秀の家紋も桔梗紋であった。

美濃戸に咲くタマガワホトトギス
今日は、梅雨で湿度が高いのか、「山の香り」がどこからか漂ってくる。鼻にツンとくる。しかしその香りが何とも心地よい。そんな香りを醸し出す植物はと思い、咲いている花を一つずつ、匂いを嗅ぎ回る。しかし、この香りを醸し出す花はない。そして美濃戸の登山道近くにタマガワホトトギスを発見する。やはり、自生するホトトギスは園芸種と異なり、ワイルドなところがあって強さを感じる。しかし、タマガワホトトギスを発見したが、香りとは関係ない。
どうも花の香りではなく、ウラジロモミジの新芽が醸し出す香りのようだ。
しかし、美濃戸の香り・・・良い香りです。


・・・雲低く、八ヶ岳から流れてるくる柳川も増水してます・・・

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