美濃戸の香り

美濃戸の自然、特に四季折々の空気が美味しい。その空気をいつもキャッチしようとしているがなかなか捕まらない。でも、いつも阿弥陀岳の容姿がそこにある。そんな美濃戸がいい。

白いミヤマオダマキが咲く 2020.5.25

新型コロナウイルス感染問題で世の中が、騒がしく、本当に感染に対する危機管理にナーバスになる中、何だか白い妖精のようなミヤマオダマキが咲いた。本当に美しい。紡いだ麻糸を巻いて玉にした苧環(オダマキ)に似ていることから命名されたようです。昨年、種がこぼれて彼方此方にオダマキが出てきている。

そして山の花・King of King  ヤマシャクヤクの開花
美濃戸の標高は1,400m〜1,500m、亜高山帯になるのかな。よって気温も里と比べると低い。だから今、ようやく春到来というところかな。そしてヤマシャクヤクが丁度、陽の光を花全体で受け止めるように咲き出した。また、なんだかヤマシャクヤクが咲くとどういう訳か、暖かさを感じる。


そしてクリンソウが咲く
サクラソウの仲間でサクラソウより大きく、花も強さを感じる。九輪草(クリンソウ)は花の咲き方がお寺の屋根の先端についている「九輪」に似ているから命名されたそうです。


坂本養川の造った一之瀬堰を歩く
世界かんがい施設遺産にも指定された坂本養川が江戸時代に造った堰。この堰のお陰でこの八ヶ岳山麓の水田耕作が進んだ。そんな一之瀬堰を歩いてみた。この堰は、天明6年(1786年)に造られ、距離にして17km、8村の村々の水田に命の水を供給している。その水源を目指して歩いてみた。道々には、この時期、新緑で植物たちが楽しませてくれる。しかし、よく、250年も前にこの山深い、赤岳山荘近くから麓の村々まで堰を造ったものだと感謝と感動と感心をしている。

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